環境汚染物質への曝露と検査

職業的・環境的な汚染物質への慢性的曝露は人体の健康への影響が大きく、工業化された現代社会において、拡大傾向にある懸念事項となっています。その多くは、様々な病状と関連づけられています。ごく少数の例を挙げるとするならば、神経心理学的機能不全、白血球減少、呼吸困難症、貧血、特定の癌腫等が含まれます。
USBioTek研究所の環境汚染物質プロファイルは、芳香族溶媒、パラベン、フタル塩酸といった環境有害物質への暴露を数値化することができます。

有害物質の蔓延

芳香族化合物による深刻な毒性作用には、吐き気、嘔吐、腹痛、頭痛、めまい、眠気、錯乱、震え、意識消失などがあり、長期的な暴露は複数の器官系統に影響を及ぼす可能性があります。

芳香族の溶媒は、プラスチック、塗料、ニス、樹脂、合成繊維、輪ゴム、潤滑油、染料、洗剤の製造など、商業的に様々なかたちで利用されています。
また、印刷産業や皮革産業、多くの産業用洗浄剤でも用いられ、ガソリン、飛行機燃料、たばこ煙が本来持つ成分でもあります。
パラベンは防腐剤として、美容、製薬、工業製品の多くに使われています。

これらは特有のエストロゲン作用および他のホルモン関連の作用を持ち、一部の乳癌細胞で検出されています。

フタル酸塩は、柔軟性を持たせるためにプラスチックの製造で使われているほか、化粧品、洗剤、シャンプー、持続放出型の調合薬にも使われます。
フタル酸エステルは、神経障害および発達障害を引き起こすことで有名な内分泌かく乱化学物質であり、トリプトファン代謝を阻害し、キノリン酸(炎症誘発性・神経毒性化合物)を増加させる可能性があります。
また、フタル酸塩は胎児(特に男児)の発育異常にも関与しているとされています。

これまでに挙げた毒素への暴露がもたらす生理的作用は、その物質に曝されている量と期間、暴露の経路(空気、水、食物、皮膚、消費財)、暴露と同時に他の化学物質が存在していたかどうか(一部の化合物は累積作用を持つため)など、多くの要因に依存します。

検査結果

患者様が分かりやすいように、検査結果レポートでは異常値にマーキングが施されています。また、予想される暴露源の簡単な参考ガイドも一緒にお届けしています。
レポートには、キシレン、トルエン、ベンゼン、トリメチルベンゼン、スチレン、パラベン、フタル酸塩の代謝物等の化合物が含まれます。
この検査は、起床直後に採取した尿(あるいはなるべく長く続けて眠った直後に採取した尿)によって測定します。
尿の採取には、検体の安定性と回収の簡便性に優れた専用の「Dip'N Dry」ストリップを用いて行います。